株式会社敷信村農吉の誕生のきっかけは保育所でした。
出生人口の減少により利用者が減少していた保育所を、
庄原市は統廃合したうえで民間に運営委託を始めていました。
敷信(しのう)地区でも、この話が進み始めました。
その時、地域に新しくできる保育所を、
自分たちの手で運営するために
会社を設立したのが、農吉誕生のいきさつです。
農吉がある地域は、いわゆる田園地帯です。
この地域の特長を生かし、「農」を取り入れた保育を進めながら、
一方で「農」の復活が図れないかと思案をしています。
自然の循環に則した方法で米や野菜を育て、
子どもたちの給食に提供する。
大きな流通に頼らない販売方法で、
生産者・流通者・購入者を繋いでゆく。
安全、安心な農産物を作る「持続的な農業」で、
生活ができる生産者を育てる。
結果、地域の農業に元気を取り戻す。
その循環の過程で、関わりあい、活かされ、守られるのは、
すべて「かけがえ。の。ない。もの。こと。」
たくさんの人が関わり、目に見えないものも含めた、
大きな繋がりの中で生きる。
そんな在り方を目指して、一歩一歩、今日も歩んでいます。