自然が教えてくれるもの
百姓をしていると、
実にいろいろなことが起こって
悩まされながら進歩しています。
野菜作りを始めたのは67歳の時。
農業に従事する方々が高齢化する中で(自分はまだ高齢者ではない・・・と)
このままでは地域の農業が廃れてしまうという危機感からでした。
まず自分が体験して何が問題なのか探ってみようという好奇心。
初めは機械の使い方。
種まきや定植のタイミング。
途中の手入れの仕方。
収穫のタイミング。
やり始めたころは草との戦いに疲れたり
虫や病気に怒りを感じたり、
収穫したものにがっかりしたり。
どっちかというとネガティブシンキング。
それでも続けていると、
だんだん悟りの境地になるのですよ。
そうかイノシシが来るというのはミミズが多いからだな。
だとすると水分管理が大事だな。
虫が来るということはちょっと窒素分が多いのかな。
炭素資材を多めに入れるかなといったたぐい。
起こっていることは自分のためという考えに
だんだん近づいていけるようになりました。
成長したなと感動を覚えております。
80まではいけるかな。