
絵が描けないんです
いつだったか
小学校との情報交換の場で言われたことがありました
「みのり保育所では絵を描かせていないんですか?」
「???」
「夏休みに楽しかったことを描いてって言ったら
描けない子がいるんです」
「???」
保育所では普通に描いていたので
描けないとい言われることがわからなかったのです
「どんな風に言われたんですか」
「夏休みで楽しかったことを描いてって」
「それは描けません
描ける子ももちろんいますが その指示だけではざっくりしていて
描けない子がいます
その場合は 水遊びした人とか花火した人とか
子どもの頭の中にイメージが湧くように整理したうえで
じゃあその中で楽しかったことを描いてって言ってあげると
描けると思います」
学校の先生は 子どもたちの変化を受け止めることが
あまり得意でない方が結構おられます
昔からの経験で十分やってこられたという成功体験を持っておられ
目の前の子どもの個性を十分把握されずに
これまでと同じようにやってしまう
そして描けないという現象を見ると
その子の描く能力がないと勘違いしてしまう
そうすると指導が間違った方に行ってしまいます
もっと学校は
自分たちがいい教育をしているという考えを捨てて
この子たちにとってもっといい方法はないのかと
保育所ともしっかり協力する必要があると思います
経験の長い人ほど独善的になる危険性が高いので
気を付けましょうと
私たちの保育所では言っています