保育所を始める16年前
職員研修で最も重要視したのが発達障がいでした
きっかけは本人の持つ特性が理解されず
苦しんでいた小学生でした
たまたまお母さんが私の教え子で
悩みを色々聞かせていただきました
私もその言葉は知っていましたが
どのくらい理解できていたかというと
今から考えると恥ずかしい限りです
発達障がいは生まれ持っているもので
現状では明確に治せるという状態にはありません
しかし保護者や周りの方が理解してくだされば
大きな問題は生じません
特に早くに特性を把握して対策を講じれば
改善するところも多々あります
最近は様々な方がご自身がそうであることを
カミングアウトしておられます
特に成人して社会人になって
どうも自分は周りの人と違うと悩まれ
専門機関にかかって初めて発達障がいだったとわかった
というケースが増えています
そしてもっと早くにわかっていれば
これほど悩まずに済んだという方も増えています
発達障がいを具体的な例を挙げて説明します
例えば「お風呂を見てきて」といったとします
言われた本人はお風呂に行って帰ってきます
「どうだった?」
「見てきたよ」
「だからどうだった?」
「だから見てきたよ」
言葉をその通りに受け取る傾向があり
本当は湯加減を見てきてほしかったという意味が
背景に隠れていても
それを理解することは難しいのです
だから「おふろに行ってお湯がちょうどいいか教えて」と言えば
それはその通りにできるのです
耳から入ってくる情報は忘れやすいという傾向もあります
頼みごとをしてもすぐ忘れて
イライラすることもあります
これはメモしたものを渡してあげれば
解決するケースが多いようです
そのほか色々な特性を持っていることが多く
その特性を把握して
本人が困らないように周りが配慮すれば
かなりのことが解決します
そのように
保護者の方や周りにいる人たちの理解が
社会生活を送るうえでとても重要です
障がいと考えるよりも
個性特性と理解して
それが生きるようにしていけば
本人の苦しさや辛さはかなり軽減されると思います
今発達障がいがネガティブにとらえられることがありますが
むしろ社会で様々な変革を起こしている方々は
この特性を持っている方が多いように思います
また皆さんが思っているよりはるかに多くの方が
この特性をお持ちのように感じます
世の中忖度という言葉がはやっていますが
この特性を持っている方はこれが苦手です
空気を読むことが苦手です
しかし自分の信念を周りに影響されて変えるということが少なく
結果としてこれまでなかったことを実行することに
つながっているのかなと思います
そうした才能の卵を
早くに特性理解して育てていくことが
今とても大事ではないかと思います
そしてそれは年齢が低いほど改善効果が高いと思います
是非 どうかな?と思われたら
気軽にご相談ください

おさかな
見ていたんよね
見えた?

外で
先輩が遊んでいるんです
気になるんです

なんだなんだ
じ~~~っと見るんです
コップ取らないから大丈夫

木の枝が
何かに見えるんですね
どうするんだろ

ちょっと高いところに登って
ひげ爺さんと同じ高さじゃね
大人になった気分

さっきから
じ~~~っとしてます
一点を見つめています

あのね妹がね
滑り台におったんよ
大丈夫かなって

今日は
何か恥ずかしいのです
逃げていきます

ねえ
早く行ってくれない?
待ってるんだけど

男の子は
何やら一生懸命
女の子は支持を出しています

消防ホースを
ここまで引っ張ってきたんです
ちょっと疲れたのです

せっかく落ち葉を
集めて山にしてたのに
なんてこった