箸を年長まで使わない理由
お箸をきれいに使いこなしている人を見ると
素敵だなと思ったりうらやましいと思ったり
私はいつのころまでか
とても箸の使い方はへたくそで
外食したときに他人から笑われていました
その時はなぜ笑われているのかわかりませんでしたが
長じてくると嫌でもわかります
でもなかなか直せませんでした
保育所では
箸を使う年齢を基本的には5歳以上としています
箸をきれいに持つということは
スプーンやフォークをうまく使いこなすことが基本となります
スプーンの持ち方はその子の手指機能の発達と深く関連しています
はじめスプーンを持つときは
ほとんどの子はスプーンを上を上から握る「上握り」と呼ばれる持ち方をします
これは手首の回転が効かず肘の上下だけで口に運ぶやり方です
手首の回転ができるようになると
スプーンの柄の端っこを親指 人差し指 中指の3本でつまむように持ち
やがて下から持てるようになり
この時には指も一本一本独立して動くようになり
この持ち方ができて初めてお箸も自由に使えるようになります
これができるようになるのが大体5歳です
それまでは慌てないで持てるようになるのを待っています
つくし組です
上手に
スプーンを使います
上から握ってますよね
こぼさないで
肘の上下を使って
上手に食べるのです
保育士はそばで見守りです
一つ上のよもぎ組
下から持っています
この握り方は
手首が動くようになってからです
家ではどうですか
静かにきれいに食べていきます
周りでは順番でない子が
遊んでいます
3本指で
上手に持っているのが
分かりますか
3本指が使える様子を見て
箸に変えていきます
年長ではまだ一人です